2006年10月20日
財団法人化学及血清療法研究所
帝人ファーマ株式会社
財団法人化学及血清療法研究所(本所:熊本県熊本市、理事長:船津昭信、以下「化血研」)と帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大八木成男、以下「帝人ファーマ」)は、化血研が製造し、両社で販売している血漿分画製剤「注射用アナクト®C 2,500単位」(一般名:乾燥濃縮人活性化プロテインC)について、10月20日付で「先天性プロテインC欠乏症に起因する電撃性紫斑病」の効能を取得しました。
先天性プロテインC欠乏症は、プロテインC遺伝子の異常により血液中のプロテインCの活性が低下する遺伝性疾患で、欧米で 16,000~36,000人に1人、日本では5~15万人に1人と推計されています。
その中でも、電撃性紫斑病は極めて患者数が少なく、日本ではこれまで10例の報告があるのみで、発生頻度は2年に1例程度と考えられています。プロテインCが完全に欠乏するホモ接合体のプロテインC欠乏症の場合に発症しやすい病気で、主に出生直後から四肢、臀部、腹部などの皮膚に斑状出血が見られます。急激に病状が進行する、極めて治療が困難な予後不良の病気で、これまで十分な治療法が存在しませんでした。
プロテインCは、生体内で血液の凝固と線溶に重要な役割を果たしている血液凝固阻止因子であり、「注射用アナクト®C 2,500単位」は、化血研と帝人が共同で開発した、世界で初めてのヒト血漿由来の活性化プロテインC製剤です。本剤は、活性化プロテインCが有する生体本来の機能によって抗凝固作用と線溶促進作用を発揮することから、急性期治療に十分な治療薬がなかった電撃性紫斑病に対して、作用機序の点から適切な薬剤として開発が望まれていました。
本剤は、2000年9月に「先天性プロテインC欠乏症に起因する深部静脈血栓症、急性肺血栓塞栓症」の効能でオーファンドラッグとして承認を取得しています。化血研と帝人は、その過程で臨床医から「電撃性紫斑病」効能取得の要望を受け、1997年より国内20医療機関で臨床試験を実施し、このたびオーファンドラッグとして効能が追加承認されました。
本剤が、十分な治療法のなかった「先天性プロテインC欠乏症に起因する電撃性紫斑病」の治療に対し、今後大きく貢献できるものと期待しています。
以上
当件に関するお問合せ先
財団法人化学及血清療法研究所 企画課
上田・濵治
TEL: 096-344-1385
帝人株式会社 広報・IR室
宇佐美・本多
TEL: 03-3506-4055
| 製品名 | 注射用アナクト®C 2,500単位 |
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| 一般名 | 生物学的製剤基準 乾燥濃縮人活性化プロテインC |
| 効能・効果 | 先天性プロテインC欠乏症に起因する次の疾患
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| 用法・用量 |
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| 規制区分 | 特定生物由来製品、指定医薬品、処方せん医薬品 |
| 規格 | 2,500単位1瓶(溶解液付) |
| 薬価基準 | 333,933円 |
| 製造 | (財)化学及血清療法研究所 |
| 販売 | 九州:(財)化学及血清療法研究所 九州以外の地域:帝人ファーマ株式会社 |
| 承認日 | 2006年10月20日 |