在宅医療事業の戦略的海外展開
欧州への在宅医療事業進出について

2008年12月19日

帝人ファーマ株式会社

 帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川 修)とスペインの大手製薬会社Laboratorios del Dr.Esteve S.A.(本社:スペイン・バルセロナ、社長:アントニ・エステベ、以下「エステベ社」)は、このたび、呼吸器系在宅医療事業の欧州展開を統括する合弁会社を折半出資で設立することに合意しました。
この合弁会社は設立時に、エステベ社が保有するスペインの呼吸器系在宅医療機器プロバイダーの発行済み株式の51%全てを譲り受け、両社は帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大八木 成男)の持分法適用会社となります。
このたびの合弁会社の設立は、帝人ファーマの在宅医療事業にとって、欧州市場展開の第一歩となります。

背景

  1. 帝人ファーマは、国内の在宅医療用酸素濃縮装置市場において約60%のシェアを持ち、近年著しく患者数が増加している睡眠時無呼吸症候群の検査・診断およびCPAP治療装置においても国内トップレベルのシェアを有する在宅医療分野のリーディングカンパニーです。グローバルな事業基盤を構築するため、既に韓国および米国で市場参入を果たしており、米国に続く世界第2の市場である欧州への進出に向けて準備を進めてきました。
  2. 一方、エステベ社はスペイン資本で第2位の製薬企業で、当社の活性型ビタミンD3角化症治療剤「ボンアルファ®」のスペインにおけるライセンシーでもあります。事業拡大戦略の一環として在宅医療市場への参入に高い関心を持っていました。
  3. こうした中で、長年にわたり良好な関係を構築してきたエステベ社と共同で、欧州における在宅医療機器プロバイダー事業への進出を図ることにしました。

実施内容

  1. 帝人ファーマは、帝人グループの欧州持株会社であるテイジン・ホールディングス・ネザーランド(Teijin Holdings Netherlands B.V.)を通じ、エステベ社と折半出資による合弁会社Esteve Teijin Healthcare S.L.(エステベ・テイジン・ヘルスケアS.L.、以下「ETH社」)を設立することで合意しました。
  2. 同社は欧州における呼吸器系在宅医療事業展開の統括会社で、関係当局の認可を経て、2009年1月末頃に正式に発足する予定です。
  3. また、ETH社は発足と同時に、エステベ社が保有する在宅医療機器プロバイダー、OXIMEPLUS S.A.(本社:スペイン・アンダルシア州、代表取締役:ロセンド・トスト、以下「オキシメプラス社」)の発行済み株式の51%を取得する予定です。
  4. これにより、ETH社およびオキシメプラス社は、帝人株式会社の持分法適用会社となります。

今後の展開

  1. オキシメプラス社は、エステベ社の持つスペインのヘルスケア市場におけるプレゼンス、および帝人ファーマが長年蓄積してきたきめ細かい患者サービスや事業運営ノウハウの導入により、質の高い在宅医療の提供を通じて事業拡大を目指します。
  2. ETH社は、スペイン市場における事業拡大と並行して、周辺の欧州主要国への事業拡大戦略を検討し、スペイン以外の国々への事業展開を図っていきます。
  3. 帝人ファーマは、欧米における事業基盤の確立を図るとともに、アジア市場における事業拡大を目指し、医薬品と在宅医療の両分野を通じたトータルヘルスケアの提供により、世界中の方々の「Quality of Life」の向上に貢献していきたいと考えています。

【参考】企業概要

  1. Laboratorios del Dr.Esteve S.A. について
    1)設立 1929年
    2)所在地 カタルーニャ州 バルセロナ
    3)代表者 社長 アントニ・エステベ(Antoni Esteve)
    4)従業員数 2,908名(2007年)
    5)売上高 765百万ユーロ(2007年度)
  2. Esteve Teijin Healthcare S.L. について
    1)設立 2009年
    2)所在地 カタルーニャ州 バルセロナ
    3)事業内容 欧州における呼吸器系在宅医療事業展開の統括
  3. OXIMEPLUS S.A. について
    1)設立 2005年
    2)所在地 アンダルシア州 ハエン
    3)代表者 代表取締役 ロセンド・トスト(Rossend Tost)
    4)事業内容 病院向け酸素ガスおよび呼吸器系在宅医療サービスの提供

以上

当件に関するお問合せ先

帝人株式会社 広報・IR室

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[大阪] (06)6268-2763