2009年10月20日

欧州における新規痛風・高尿酸血症治療剤のサブライセンス契約締結について

帝人ファーマ株式会社

帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川 修)が自社創製した新規痛風・高尿酸血症治療剤「TMX-67」(一般名:フェブキソスタット)について、このたび、欧州の導出先であるイプセン(Ipsen)社(本社:フランス・パリ、会長 兼 CEO:Jean-Luc Bélingard)が、イタリアの大手製薬会社であるメナリーニ(Menarini)社(本社:イタリア・フローレンス、会長 兼 CEO:Dr. Alberto Aleotti)と独占的なサブライセンス契約を締結しました。

当社は2003年7月、「TMX-67」について、イプセン社と東欧、ロシアを含む欧州全域における開発・販売契約を締結し、イプセン社は2008年4月の販売承認取得後、欧州での販売提携先の選定を進めていました。このたび、イプセン社がサブライセンス契約を締結したメナリーニ社は、欧州第4位の営業担当者数を誇り、東欧、ロシアを含む欧州全域に強い販売網を有しています。また、様々な医薬品の開発・販売において豊富な経験を有しており、特に「TMX-67」のような開業医向け製品の販売を得意としていることから、このたびの欧州での販売において最適なパートナーとなることが期待されます。

本契約により、帝人ファーマはメナリーニ社に対して製品を供給し、その対価を受け取ります。メナリーニ社は、EU圏およびロシア以西の計41カ国における「TMX-67」の販売権を持ち、2010年初頭より商標「Adenuric®(アデニュリック)」として販売開始を目指します。なお、フランスにおいては、イプセン社がコ・プロモーション(共同販促)の権利を有しています。

「TMX-67」は、帝人ファーマが世界戦略製品として大型化を期待している薬剤です。欧州以外では、2009年2月に米国の導出先である武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ社が販売承認を取得し、同年3月より販売を開始しています。一方、アジアでは、2009年6月に韓国の導出先であるSKケミカルズ社が販売承認を取得しており、2009年5月には台湾アステラス社と台湾における独占販売契約を締結しています。また、日本国内でも再申請に向けて準備を進めています。

帝人ファーマでは、今後、他の地域においても海外企業との連携により、順次販売エリアの拡大を進め、海外での事業基盤強化を図っていきます。

痛風について

痛風は、尿酸結晶の沈着により激痛を伴う痛風関節炎の症状がよく知られていますが、血清尿酸値をコントロールせずに高尿酸血症を放置すると、痛風結節、尿路結石を含む腎障害に進行していく慢性疾患です。痛風に伴う高尿酸血症の治療薬としては、主としてキサンチンオキシダーゼ(痛風の原因となる尿酸の生合成酵素)阻害剤が用いられていますが、現在、臨床使用されている薬剤は、約40年前に開発されたアロプリノールのみであり、臨床における薬剤選択の幅を広げるという意味からも新規薬剤の開発が望まれていました。

「TMX-67」について

「TMX-67」は、これらの期待に応えるべく、帝人ファーマにおいて研究を重ねた結果見出された新規痛風治療薬です。アロプリノールとは全く異なる基本構造を有する、世界初の非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤であり、1日1回の服薬で尿酸低下作用を発揮します。

【 会社概要 】イプセン社について

1)設立 1929年
2)本社所在地 フランス パリ
3)売上高 9.7億ユーロ(2008年)
4)代表者 会長 兼 CEO Jean-Luc Bélingard
5)従業員数 約4,200名

【 会社概要 】メナリーニ社について

1)設立 1886年
2)本社所在地 イタリア フィレンツェ
3)売上高 26.3億ユーロ(2008年)
4)代表者 会長 兼 CEO Dr. Alberto Aleotti
5)従業員数 約12,900名

以上

当件に関するお問い合わせ先

帝人株式会社 広報・IR室 (東京)03-3506-4055 (大阪)06-6268-2763