2010年10月22日

新規痛風・高尿酸血症治療剤 「TMX-67」のカナダでの販売開始について

帝人ファーマ株式会社

帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川 修)が自社創製した新規痛風・高尿酸血症治療剤「TMX-67」(開発コード、一般名:フェブキソスタット)について、武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:長谷川 閑史、以下「武田薬品工業」)の100%子会社である武田カナダ株式会社(カナダ・オンタリオ州、以下「武田カナダ」)が、このたび登録商標「ULORIC」としてカナダでの販売を開始します。

当社は「TMX-67」について、北米における独占的な開発・販売契約を武田薬品グループと締結しており、米国では武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ社が2009年2月に販売承認を取得し、2009年3月より販売を開始しています。同様にカナダでは、武田カナダが2010年9月22日に販売承認を取得したのを受け、10月21日(現地時間)より同社が販売を開始しました。

「TMX-67」は、帝人ファーマが世界戦略製品として大型化を期待している薬剤で、ピーク時の売上高は北米で400~600億円/年、全世界で1,000億円以上/年を目指しています。北米以外では、欧州の導出先であるイプセン社とそのサブライセンス先であるメナリーニ社が2010年3月より販売を開始しています。またアジアでは、韓国の導出先であるSKケミカルズ社が2009年6月に販売承認を取得しているのに加え、2009年5月には台湾の導出先である台湾アステラス社と台湾における独占販売契約を締結、2010年4月にはアステラス中国社と中国での独占販売契約、香港アステラス社と香港における独占販売契約をそれぞれ締結しており、グローバル展開を加速しています。また日本国内でも、2009年12月に製造販売承認の申請を行いました。

帝人ファーマは、引き続き様々な地域で海外企業と連携することにより、順次販売エリアの拡大を進め、海外における事業基盤の強化を図っていきます。

  • 「ULORIC」は帝人ファーマの登録商標です。

痛風/高尿酸血症について

痛風は、尿酸結晶の沈着により激痛を伴う痛風関節炎の症状がよく知られていますが、血清尿酸値をコントロールせずに高尿酸血症を放置すると、痛風結節、尿路結石を含む腎障害に進行していく慢性疾患です。  
痛風に伴う高尿酸血症の治療剤としては、主としてキサンチンオキシダーゼ(痛風の原因となる尿酸の生合成酵素)阻害剤が用いられていますが、現在、臨床使用されているキサンチンオキシダーゼ阻害に基づく薬剤は、約40年前に開発されたアロプリノールのみであり、臨床における薬剤選択の幅を広げるという意味からも新規薬剤の開発が望まれていました。

「TMX-67」について

「TMX-67」は、これらの期待に応えるべく、帝人ファーマが研究を重ねた結果、自社創製した新規痛風・高尿酸血症治療剤です。アロプリノールとは全く異なる基本構造を有する世界初の非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤であり、1日1回の服薬で尿酸低下作用を発揮します。

カナダにおける「ULORIC」の製品概要

販売名 ULORIC®
一般名 フェブキソスタット(Febuxostat)
剤形 錠剤80mg
効能・効果 痛風患者における血清尿酸値の低下
用法・用量 80mgを1日1回服用する

当件に関するお問い合わせ先

帝人株式会社 広報室 (東京)03-3506-4055 (大阪)06-6268-2763