2011年4月18日

トルコ、メキシコ・カリブ海諸国、中東・北アフリカの販売契約締結 新規高尿酸血症治療剤のグローバル展開を拡大

帝人ファーマ株式会社

帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荒尾 健太郎)は、自社創製した新規高尿酸血症治療剤「TMX-67」(開発コード、一般名:フェブキソスタット)を世界戦略製品と位置づけ、グローバルに販売エリアの拡大を推進していますが、このたび、新たにトルコ、メキシコ・カリブ海諸国、中東・北アフリカにおける独占販売契約を締結しました。

トルコにおいては、欧州における本剤の導出先企業であるイプセン社(Ipsen、本社:フランス・パリ)のサブライセンス先であり、既に2010年3月より欧州各国で本剤の販売を手がけているメナリーニ社(Menarini、本社:イタリア・フィレンツェ)と、3月7日に独占販売契約を締結しました。発売時期は2013年以降となる見通しです。

また、メキシコ・カリブ海諸国においては、米国における本剤の導出先企業として、既に2009年3月より販売を開始している武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ社(以下、TPNA社)と、4月7日に独占販売契約を締結しました。この契約によりTPNA社は、メキシコおよび、ドミニカ共和国やジャマイカをはじめとするカリブ海諸国を加えた18カ国における独占販売権を持つことになります。発売時期は2012年以降となる見通しです。

一方、中東・北アフリカにおいては、当該エリアにおいて独自の営業網を持ち、日本・米国・欧州の企業から数多くの製品導入、販売実績を有するアルゴリズム社(本社:レバノン・ベイルート)と、4月7日に独占販売契約を締結しました。これによりアルゴリズム社は、レバノンやサウジアラビア、エジプトをはじめとする中東・北アフリカ16カ国における独占販売権を持つことになります。発売時期は2012年以降となる見通しです。

世界戦略製品として大型化を期待する「TMX-67」については、これまでに導出先企業を通じて、米国、カナダ、フランス、イギリス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ギリシャ、オーストリアの9カ国で販売しており、欧州においては、メナリーニ社により順次販売地域を拡大していく計画です。また、韓国、中国、香港、台湾においても、導出先企業を通じて開発を進めています。このたびの契約締結により、トルコ、メキシコおよびカリブ海諸国、並びに中東・北アフリカ地域の主要な国々へと販売提携エリアの拡大が達成されました。今後も引き続き海外企業との連携により、順次販売エリアの拡大を進め、ピーク時には、導出先での売上高を含め、全世界で年間1,000億円以上の売上高を目指しています。

「TMX-67」について

「TMX-67」は、帝人ファーマが自社創製した高尿酸血症治療剤であり、世界初の非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ(尿酸生成をつかさどる酵素)阻害剤です。同酵素の阻害剤としては、40年来、アロプリノールが臨床使用されていますが、本剤はアロプリノールとは異なる新しい作用機序を有しており、1日1回の服用で血中尿酸値を治療目標値まで強力に低下させ、長期に維持します。また、腎機能が軽度から中等度に低下した患者さんにも、用量調節せずに服用いただくことが可能で、使いやすい薬剤となることを期待しています。

高尿酸血症について

高尿酸血症とは、血中尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態であると定義されています(高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版:2010年1月1日発行)。高尿酸血症を放置すると、尿酸塩の結晶が析出して身体の組織に沈着することにより、痛風関節炎、痛風結節、痛風腎など、一般的に「痛風」として知られる病態や尿路結石が引き起こされ、腎臓の機能も低下してくることが知られています。また、血中尿酸値が高いほどメタボリックシンドローム、高血圧などの生活習慣病や、必ずしも尿酸塩の沈着を伴わない腎障害(慢性腎臓病/CKDなど)の発症率が高まるとの研究報告も増えており、これらの疾患の危機因子として、より関心が高まっています。

当件に関するお問い合わせ先

帝人株式会社 広報室 (東京)03-3506-4055 (大阪)06-6268-2763