2017年5月26日

新規アルツハイマー病治療薬の候補化合物について米国メルク社に独占的ライセンスを供与

帝人ファーマ株式会社

帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:鍋島 昭久)は、新規アルツハイマー病治療薬の候補化合物について、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A. (以下、米国メルク社)に全世界における独占的開発・製造・販売権を供与するライセンス契約を締結しました。
帝人ファーマは、今後もアライアンス推進によって自社研究開発品の価値の最大化を図り、患者さんのQOL(Quality of Life)向上に貢献していきます。

背景・経緯

  1. 世界的な高齢化の進展に伴い、認知症の患者数は急増しており、2030年には全世界で7500万人、2050年には約1億3000万人に達する(*)とも言われています。
  2. 認知症の中で最も多いとされているアルツハイマー病患者の脳では、アミロイドβ蛋白質が細胞外に溜まって形成される「老人斑」と異常にリン酸化されたタウ蛋白質が細胞内に溜まることによる「神経原線維変化」が発生し、病態の進行に関与すると言われております。

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    国際アルツハイマー病協会(ADI)発表のデータ

「抗リン酸化タウ抗体」について

このたびライセンスを供与する「抗リン酸化タウ抗体」は、異常にリン酸化されたタウ蛋白質に特異的に結合するように創製されたものです。今後、さらに試験を重ね、認知症の病態の進行を抑制する効果を検証していきます。

契約内容について

  1. 帝人ファーマは、当抗体の全世界における独占的な開発・製造・販売権を米国メルク社に供与するとともに、日本における共同販促の権利を保持します。
  2. 帝人ファーマは、米国メルク社から契約一時金、および今後の開発・承認の成功に応じた対価と販売額に応じた対価を受け取る権利を取得します。
  3. 今後は米国メルク社が、将来的な上市に向けて臨床開発を進めていきます。

当件に関するお問合せ先

帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL(03)3506-4055