2017年7月18日

再生医療領域の拡充に向けてヒト歯髄由来幹細胞の共同開発契約を締結

JCRファーマ株式会社
帝人株式会社

JCRファーマ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役会長兼社長:芦田 信、以下「JCR」)と帝人株式会社(本社:大阪市北区、社長:鈴木 純、以下「帝人」)は、このたび、日本国内における他家(同種)歯髄由来幹細胞(以下「DPC」)を用いた急性期脳梗塞を適応症とする再生医療等製品(開発番号:JTR-161)の共同開発契約および実施許諾契約を締結しました。
DPCは、神経保護作用や免疫調整作用、血管新生作用等を有することが示唆され、体内に投与しても拒絶反応が起こりにくいとされることから、様々な疾患に対する治療薬への応用が期待されます。

背景・経緯

  1. JCRは、長年にわたりバイオ医薬品の開発に取り組んでいる国内最先端のバイオ 医薬品メーカーの1つであり、再生医療領域においても独自の研究を続けることで、新たな再生医療等製品の開発を進めています。
  2. 一方、再生医療領域の取り組みの強化を図っていた帝人は、JCRの保有する DPCに関する研究を高く評価し、DPCを構成細胞とする再生医療等製品の共同研究を実施してきました。
  3. DPCの大量培養法の確立などの共同研究の成果に基づき、簡便な静脈内投与で日常生活動作の改善効果が期待できる、急性期脳梗塞を対象とした他家(同種)再生医療等製品の製造販売承認の取得に向けて、このたびの契約締結に至りました。

契約の概要

  1. 共同開発において、JCRは治験製品の製造などを担い、帝人は非臨床試験および臨床試験の実施や承認申請などを担当します。
  2. 製造販売承認の取得の際には、JCRが製品の製造と供給、帝人が日本国内における販売を担当します。
  3. JCRは、帝人から共同開発契約および実施許諾契約に基づく、一時金、マイルストン及びロイヤリティを受け取る権利を取得します。

今後の展開

  1. 2018年度内には、急性期脳梗塞を適応症とした臨床開発を開始する計画です。
  2. DPCの可能性を最大限に広げるため、両社間の検討結果に基づき、脳梗塞以外の疾患への適応拡大も積極的に進めていきます。

JCRファーマ株式会社 代表取締役会長兼社長 芦田信のコメント

当社は独自のバイオ技術でアンメット・メディカルニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)に応える画期的な新薬の創製に挑戦するスペシャリティファーマです。本契約は、当社の持つ細胞治療・再生医療技術を帝人株式会社から評価していただき、契約締結に至った事を大変光栄に思います。当社は引き続き、独自の技術を用い、より多くの患者様の治療に貢献できるように取り組んでまいります。

帝人株式会社 取締役専務執行役員 ヘルスケア事業統轄 宇野洋のコメント

このたびの契約締結を大変嬉しく思います。帝人グループは、中期経営計画で再生医療への取り組みを成長戦略として掲げています。慢性期脳梗塞を適応症とする開発品「SB623」に加えて、「JTR-161」を保有することにより、急性期・慢性期のどちらに対しても治療法を提供することを目指しています。さらに、当社のリハビリ領域との連携を図ることで、脳梗塞に関する包括的なソリューションの提供が可能になることを期待しています。

当件に関するお問合せ先

JCRファーマ株式会社 経営企画本部(広報・IR担当) TEL:(0797)32-1995
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部    TEL:(03)3506-4055