
希少疾患・難病に向けた医薬品提供
帝人ファーマは、治療の選択肢が限られ、より専門的な対応が求められる希少疾患・難病に医薬品提供の軸を置いています。その取り組みの一つが、副甲状腺機能低下症治療剤「ヨビパス®」です。本疾患は、長年にわたり対症療法しか選択肢がありませんでしたが、「ヨビパス®」により、病因に基づいたホルモン補充療法という新たな治療選択を可能にしました。 これまでに在宅医療事業で築いてきた基盤を活かしながら、希少疾患・難病に対する医薬品提供を通じて、治療だけでなく、その継続や生活まで見据えた価値創出を目指していきます。
「ヨビパス®」/YORVIPATH®はAscendis Pharma Bone Disease A/Sの登録商標です。

アンメット・メディカル・ニーズへの挑戦
約45年の医薬事業の歴史の中で、厚生労働省が指定する難病の治療にも果敢に挑んでいます。ペプチド医薬の技術を応用した、先端巨大症・下垂体性巨人症の注射剤「ソマチュリン®」をフランス・イプセン社から導入。さまざまな症状に悩む患者さんの医療ニーズにおこたえしました。2017年には膵・消化管神経内分泌腫瘍にも適応が認められ、希少ながんへの治療法に数えられています。また、2020年12月には、「甲状腺刺激ホルモン産生下垂体腫瘍」の効能追加が承認されました。私たちは今後も、医療現場と連携しながら希少な疾患に対する治療の選択肢を広げていきます。
ソマチュリン®/Somatuline®はIpsen Pharmaの登録商標です。

高尿酸血症・痛風治療剤と、2型糖尿病治療薬の展開
近年、高尿酸血症は痛風だけでなく、腎障害や生活習慣病との関連性が報告されています。帝人ファーマはその治療薬となる「フェブリク®」を自社で開発しました。先見性や独創性が認められ、日本薬学会の「創薬科学賞」など数々の賞を授与されました。日本を含め77ヵ国で上市、販売をしています※。また、糖尿病をはじめとする生活習慣病では、長期にわたる治療継続が求められます。当社は、武田薬品工業株式会社から承継した2型糖尿病治療薬について、必要な情報提供および製品供給を行う体制を整えるとともに、治療が行われる医療環境に配慮した対応を行っています。
※2026年4月現在
骨粗鬆症治療における長年の取り組み
帝人ファーマは、骨粗鬆症に対する社会的認知度がまだ十分でなかった1980年代より骨・関節の治療にいち早く取り組んできました。治療薬の開発に先立ち、まず診断方法から独自に開発。続いて骨量の増加を促す活性型ビタミンD₃製剤「ワンアルファ®」、骨の破壊を防ぐ骨粗鬆症治療剤「ボナロン®」を展開。患者さんの治療継続や生活の質に配慮し、剤形の工夫なども重ねてきました。また、在宅医療では超音波骨折治療器「セーフス®exogen®」をラインナップに加え、医薬品の枠に限らず治療を支える取り組みも行ってきました。これらの骨・関節製品を通じて培ってきた知見や医療現場との連携は、現在の医薬品事業全体における確かな基盤となっています。
「ボナロン®」/Bonalon®はNV Organonの登録商標です。






