2021年5月17日

帝人ファーマ株式会社

　帝人ファーマ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：渡辺 一郎）は、このたび、特定健康保険指導や健康経営のサポート事業を展開する株式会社Ｍｅａｌｔｈｙ（本社：埼玉県東松山市、代表取締役：鈴木 勝之）に出資し、資本・業務提携を行うこととしました。

　地域包括ケアシステム関連の新市場創出を目指す帝人ファーマは、このたびの提携により、事業のデジタルプラットフォーム、および生活習慣病領域のサービスを強化することを目的としています。

　Ｍｅａｌｔｈｙメルシーは、２０１４年１１月設立のベンチャー企業です。多忙で食生活が不規則になりがちなビジネスパーソンをターゲットに、栄養の専門家がユーザーの性格やライフスタイルに寄り添った最適な食事をアドバイスすることで病気を予防する、食習慣改善サポートサービスを展開しています。ユーザーは、アプリ上に日々の食事の写真を投稿するだけで、専任の管理栄養士からのアドバイスを受けることができ、正しい食習慣を身に付けることができます。

　帝人ファーマとＭｅａｌｔｈｙは、オープンイノベーション活動の一環として２０１８年に協働したことをきっかけに、共同研究契約を締結し、これまで協業案の検討や実証実験に取り組んできました。そして、その過程において、顧客に寄り添ったコミュニケーションを重視してサービスを展開するＭｅａｌｔｈｙの特長が、患者に寄り添った地域密着型サービスを目指す当社の方向性と合致すると考え、このたびの資本・業務提携に至りました。

　今後、帝人ファーマは、Ｍｅａｌｔｈｙと生活習慣病の管理プログラムの共創や、共同特許の出願を行い、現在、企業向けに手掛けている管理栄養士によるマンツーマンでの栄養管理指導サービスを、医療機関に向けて拡大展開していきます。また、当社が展開する医療・介護多職種連携情報共有システム 「バイタルリンク」などのデジタルサービスと連携させることにより、地域包括ケアシステム関連事業をさらに強化していきます。

　帝人ファーマは、このたびの資本・業務提携を事業基盤の拡大と強化につなげ、「少子高齢化・健康志向ソリューション」の提供を通じて、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」を目指していきます。

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