患者さんの想いに寄り添い、
安心して暮らせる環境をつくる。

朝日 唯

神奈川支店 厚木営業所 ナース職
2014年入社

どんな仕事をしていますか?

さまざまな関係者に対し、
医療機器の理解促進を図る。

主な業務は、在宅医療機器を導入した患者さんのフォローです。営業やケア職とも情報を共有しながら、認知症の方、高齢で独居の方など、使用に不安のある患者さんのもとへ定期的に訪問しています。機器を正しく使っていただくための説明はもちろん、時には、使いたがらない患者さんを説得することも。低酸素状態に慣れてしまい機器の必要性を感じていなかったり、そもそも機械に拒否感を持っていたりする患者さんに対してコミュニケーションを重ね、営業を通じてドクターからも声をかけてもらうなど、納得してご使用いただけるよう配慮しています。

また、医療・介護関係者に機器を理解していただくことも私たちの大切な役割です。営業と病院に同行して、病棟の看護師さんに対する説明会を行ったり、患者さんが在宅医療に移行する際、訪問看護やヘルパーのみなさんにも機器の使い方やお手入れ方法を知ってもらうための勉強会を開いたり、患者さんが安心してご自宅で暮らせるように情報提供を行っています。

印象に残っている仕事は何ですか?

深い理解と連携で、
自立した暮らしを実現。

HOT(在宅酸素療法)を導入した、ある患者さんの話です。その患者さんは右半身が不自由でしたが、まだ50代とお若いこともあり、ご自宅で一人、自立した暮らしを送っていました。けれどHOTを導入すれば、酸素を送るチューブが絡まったり、ボンベの交換が必要になったりと、お一人での対応が困難な場面も出てきます。

そこで、できること・できないことを患者さんと話し合い、近くに住むご家族や、通院するリハビリステーションへ状況を共有。必要な時に支援を受けられるようにしました。そのことで、患者さんがこれまで通り、自立して生活できる体制を整えたのです。一見すると在宅での療養が難しいと思われる場合でも、患者さんの置かれている状況を理解し、ご家族や医療・介護関係者と連携することで、患者さんが自立して暮らせる環境をつくれるのだと強く実感しました。

どんな働き方をしていますか?

職場というチームに支えられて、
子育てと仕事を両立。

入社して3年目に子どもを授かったことで、約1年半、休職しました。当初は後任に引き継ぎをしてから休職に入るつもりでしたが、出産の予定日が早まったために、急きょ職場を離れることに。こまめなフォローが必要な患者さんの対応は所長やほかの社員が引き受けてくれるなど、困ったときにはお互いをカバーし合う職場のチームワークにとても助けられました。

復職した現在は、時短勤務で働いています。勤務時間が短い分、優先順位をつけて仕事に取り組むようになりました。自分の仕事は可能な限り自分でこなすように心がけていますが、何か困ったことがある場合でも周囲に気軽に声をかけられる雰囲気なので、安心して働けています。

INTERVIEW

大橋 浩恵

東京支店 多摩西営業所 ナース職
2014年入社