患者さんの視点に立ち、
一人ひとりに
「わかりやすさ」を。

中泉 秀

神奈川支店 横浜北営業所 在宅ケア職
2006年入社

なぜ帝人ヘルスケアを選んだのですか?

医療機器メーカーの中でも、
抜群の雰囲気に惹かれて。

私自身、通院していたことがあります。その経験から、人の健康を支えてくれる医療業界に興味を持ちました。いくつかの医療機器メーカーの選考に進みましたが、中でも帝人ヘルスケアは、会社の雰囲気が抜群でした。説明会ではこちらの質問に対して丁寧な回答があり、廊下ですれ違う社員が元気にあいさつをしてくれるなど、他社と比較して魅力的に映りました。入社してからもこの印象は変わりません。誰もが仕事に対して非常に真面目ですし、お互いの言葉に耳を傾け、しっかりと意見を言い合える風通しのいい環境です。

どんな仕事をしていますか?

患者さんに寄り添い、
その状態までも把握する。

営業担当から連絡を受け、患者さんのご自宅に医療機器を納入し、装着の仕方やお手入れの方法などをご案内します。導入後には、適切に使われているか、消耗品は切れていないかなど、日常的なフォローで患者さんのお宅を回っています。特に独居のお年寄りや高齢のご夫婦など、支援が手薄になりがちな患者さんの元へは、普段からなるべく足を運ぶようにしています。また、半年に1回の定期点検では、フィルターまわりの清掃や、停電時などに切り替わるバッテリーの充電チェックなど、機器が最適な状態を保っているかを確認しています。

日常的に患者さんと接するケア職にとっては、患者さんの状況を把握することも大切な役割です。たとえば、在宅酸素療法(HOT)に使用する装置の酸素量。本来は医師が指定しますが、いつのまにか患者さんが勝手に変えてしまうケースがあります。その行動が体調の変化を反映していることもあるので、病院に必ず連絡を入れるよう、営業職と連携しています。

印象に残っている仕事は何ですか?

機器を使えない患者さん。
原因は、マニュアル通りの自分。

ようやく一人で患者さんのもとを回れるようになった頃の話です。高齢のご夫婦の旦那さまのために、在宅酸素療法(HOT)を導入する機会がありました。ご自宅できちんと機器を使用できることが退院の条件になっていたため、使い方やお手入れ方法をご案内しました。しかし、何度かお伺いしてもご理解いただけず、こちらがご夫婦から謝られる状況が続いてしまったのです。

「ご夫婦が悪いのではない。きっと、自分の説明に問題があるはずだ」。そう考えた私は、説明の仕方を見直しました。各部の名称や操作方法をマニュアル通りの言葉で伝えるのではなく、理解しやすい簡単な表現に置き換えたり、一度にすべてを説明し切るのではなく、何回かに分けて伝えたりしました。その甲斐あって、やがて問題なくご使用いただけるようになったのです。

研修やマニュアルで知識を蓄えれば、一通りの説明はできるようになります。だからといって、誰にでも理解していただけるとは限りません。現場では、患者さん一人ひとりに沿ったやり方が必要なのだと強く実感しました。

INTERVIEW

鈴木 翼

東東京支店 多摩東営業所 在宅ケア職
2005年入社