2016年1月29日
SAS治療の継続に貢献する最新型の睡眠時無呼吸症候群治療装置 「スリープメイト®10」のレンタルを開始します
帝人ファーマ株式会社
帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:宇野 洋)は、2月1日より、全国の医療機関に向けて最新型の睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療装置「スリープメイト®10」のレンタルを開始します。
国内における医療機関へのSAS治療装置レンタル事業のリーディングカンパニーである帝人ファーマは、このたびの「スリープメイト®10」のレンタル開始を契機として、患者さんのさらなるQOL(Quality of Life)向上に貢献していきます。
背景・経緯
- SASは睡眠中に呼吸停止を繰り返す病気です。激しいイビキや日中の眠気などの症状があり、交通事故や労働災害、生産性低下などにつながる社会的影響の大きな疾患であることに加え、呼吸停止に伴う低酸素状態が原因となって高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などを合併し、死亡率が高まるとの報告もされています。
- 国内におけるSAS患者数は年10%以上の増加を続けており、現在の顕在患者数は約30万人とされています。一方、潜在患者は人口の約2~3%(約300万人)存在すると推定されており、その顕在化が社会的な課題となっています。
- SASの治療方法として最も普及しているのは、鼻マスクから気道に空気を送ることで無呼吸・低呼吸を防ぐCPAP治療ですが、気道に空気を送る際にかかる圧力やマスクの着用など、治療に伴う不快感が原因で治療継続を断念するケースもあり、治療継続率の向上がCPAP治療における課題となっています。
- こうした背景から、CPAP治療を受ける患者さんにより快適な治療環境を提供し、治療を継続しやすくするため、「眠れる・続けられるCPAP治療」をコンセプトとする新しいCPAP装置「スリープメイト®10」をラインナップに加えることとしました。
「スリープメイト®10」の主な特長
- 2つの新アルゴリズム
圧力の上昇や変動を穏やかにする2つの新しいアルゴリズムを搭載しているため、圧力変動による睡眠中の覚醒を低減でき、より快適な治療の継続をサポートします。 - 加温加湿機能搭載
口呼吸や鼻症状のある患者さんの治療継続率が高まるとされている加温加湿機能を本体に搭載しています。 - 3G通信機能搭載
機器の稼働状況をはじめとする様々なデータを3G通信でサーバーに自動送信・解析し、医療機関におけるデータを活用した患者指導を容易にするシステム「ネムリンク®」に対応しています。
健康保険適用について
- 保険点数
1,460点 [内訳]1,210点:経鼻的持続陽圧呼吸療法用治療器加算
250点:在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料 - 患者さんの負担(再診料などを除く)
1割負担:1,460円/月、 2割負担:2,920円/月、 3割負担:4,380円/月
当件に関するお問い合わせ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:03-3506-4055
帝人在宅医療株式会社 在宅医療営業推進部 TEL:03-3506-4405