糖尿病の合併症を
予防するには?
04糖尿病と他の疾患との関係
がん
血糖値が高い状態が続くと、血糖値を下げるためのホルモンであるインスリンが過剰に分泌されて高インスリン血症になりやすくなるなどの要因で、がんになるリスクが上昇するといわれています。
認知症
血糖値が高い状態が続いたりインスリンの働きが悪い場合や、薬物療法による低血糖を繰り返す場合、糖尿病による脳梗塞を起こした場合などでは、認知症になるリスクが高まります。症状によっては医師と相談の上で適切な運動を取り入れるなどの対策をしましょう。
骨粗しょう症
血糖値が高い状態が続くと骨の質が低下し、骨粗しょう症のリスクが高まります。糖尿病のある人の骨粗しょう症では、骨密度がそれほど下がらなくても骨がもろくなる場合が多いため、医師によるチェックを定期的に受け、必要があれば治療を受けましょう。
歯周病
血糖値が高い状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、歯周病菌が増えやすくなり、歯周病になるリスクが高まります。また、歯周病がインスリンの働きを悪くすることもあるため、歯科医院を定期的に受診し、必要があれば、歯周病の治療を行いましょう。