社会・環境(CSR)

帝人グループのCSR経営の歩みと実践

帝人グループのCSRの原点は、1993年に制定されたグループ企業理念「人間への深い理解と豊かな創造力でクォリティ・オブ・ライフの向上に努めます」「社会と共に成長します」「社員と共に成長します」にあります。2005年には、CSRを管理するCSRO(グループCSR責任者:現CSR最高責任者)を設置し、さまざまなCSR課題を「基本的」「拡張的」「選択的」の3カテゴリに分け、それぞれ中期・短期の目標を設定。担当組織を明確にし、実効性のある活動を展開しています。さらにグローバルな観点を踏まえ、質の高いCSR経営を推進していくために、2011年3月より「国連グローバル・コンパクト」に参加しています。帝人グループのCSR経営は、代表的なSRI(社会的責任投資)指標である「ダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックス(DJSI)」「FTSE4Good」「エティベル・インベストメント・レジスター」に採用されるなど、国際的に高い評価を得ています。

当社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への取り組みについて

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。皆さまの早期のご回復と一日も早い感染の終息を心よりお祈り申し上げます。

当社は、従業員の安全確保と感染拡大防止をおこないつつ、医薬品・医療機器の安定供給、医療サービスの継続的提供を通じて、「Quality of Life」の向上に努め、未来の社会を支える会社を目指した活動を続けています。

新型コロナウイルス感染症に対する治療法の検討等への貢献

 当社は呼吸器領域を重点領域と定め、長年にわたり、患者様の安心を医薬品と在宅医療機器の両面から支えています。これからも様々なご要請に対して積極的に取り組んでまいります。

1. 医薬品

 本年3月9日付にて厚生労働省より要請を受け、新型コロナウイルス感染症に対する治療薬の検討に資するべく、当社が国内での製造販売承認を有します吸入ステロイド喘息治療薬(一般名:シクレソニド)の供給体制を確保しております。これに関連してはこちらをご確認ください。

なお、現在適正にご使用になられている患者様への安定供給を確保したうえで追加的な供給の実現に向けた協議を輸入先とおこなっております。

2. 医療機器

新型コロナウイルス感染症治療での人工呼吸管理のために当社製品が活用されることを想定し、当社が自社開発・生産する酸素濃縮装置の増産体制の確保や、当社が取り扱う非侵襲的陽圧換気装置の製造元に対して供給量の増加対応の検討を進めてまいります。

■ご参考

酸素濃縮装置とは:
 ご自宅などで酸素を吸入することで、酸素不足を改善する治療法(在宅酸素療法※)に用いられる医療機器です。
 ※HOT: Home Oxygen Therapy

非侵襲的陽圧換気装置(NPPV装置)とは:
 気管挿管・気管切開することなくマスクを介して換気を補助し、体にたまった炭酸ガスを体の外に出す治療法(NPPV療法:NPPV※)に用いられる医療機器です。
 ※NPPV:Non invasive Positive Pressure Ventilation

吸入ステロイド喘息治療薬(一般名:シクレソニド)とは:
 定量噴霧式のエアゾール製剤です。気管支喘息の治療薬として、成人および小児の適応を取得しております。

当社製品の安定供給とサービス提供

1. 医薬品・医療機器の安定供給

当社は、平時より安定供給に向けて必要な在庫を確保し、またサプライチェーンを含めた適切な生産体制を構築することにより、常に安心して当社の製品をご使用いただけるよう取り組んでいます。今後も状況の変化を注意深く見守り、必要な措置を講じていきます。
当社が提供する製品につきましては、こちらをご確認ください。

2. 医療サポートの継続的提供

当社は、在宅酸素療法(HOT)のための酸素濃縮装置や睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療器(CPAP)等を提供することによって、これらを用いた医療機関や施設、ご自宅での患者様の治療を支えています。

緊急事態宣言下においても、医療機関や患者様が安心して機器をご利用いただき続けられるよう、営業担当者、患者様サポート担当(ケア職・看護師)、臨床検査技師・事務職、およびコールセンターからなる多職種によるサポート体制を継続して提供しています。これに際しては、感染拡大の防止及び従業員の安全確保を行いつつ取り組んでいます。

3. 感染拡大防止と従業員の安全確保

当社は、企業活動による新型コロナウイルス感染症の拡大を防止し、引き続き地域医療へ貢献し続けるために、下記対策を講じています。

従業員の健康確認 医療機関や施設、患者様宅を訪問する従業員全員は、毎朝の検温などの健康状態確認を義務づけており、発熱等健康状態に不調が見られる場合には、休業することを徹底しています。
従業員が、感染者や濃厚接触者と接触したことが判明した場合は、感染拡大リスク防止の観点から、自宅待機指示をおこなう等、安全・安心に重点を置いた対応基準を定め、これに基づいた対応をおこなっています。
患者様ご対応時における安全・安心の確保 医療機関や関連する施設、ご自宅のご訪問に際しては、マスク着用、訪問時・退出時の手指の消毒または手洗いを徹底しています。
ご訪問に際しては、事前に状況をお伺いさせていただき、状況に応じた対応に取り組んでいます。これは、感染拡大の防止及び従業員の安全確保をおこなうことによって、現下の状況が続く中にあっても、地域医療の一員として患者様サポートの提供を続けるための措置としてご理解を得て進めてまいります。

帝人ファーマの取り組み

帝人グループのCSR基本方針のもと、研究・開発・製造・販売・廃棄にわたる全プロセスにおいて、CSR活動を展開しています。

環境負荷の低減化を推進中

製造部門の二酸化炭素排出量削減のため、医薬品・医療機器を製造するクリーンルームには、ラインごとに独立制御が可能な空調や高効率な製造システムを導入。包装材料の合理化などもすすめています。また、全営業車両をハイブリッドカー、コンパクトカーなどのエコカーに切り替え、二酸化炭素排出量と燃料使用量の削減に挑んでいます。

「環境配慮設計」によるエコプロダクトの開発

ハイサンソ®7R

ユニバーサルデザインに加え、製品のコンパクト化と省エネルギー化、さらにライフサイクル上の環境負荷をミニマムにする、長寿命でリサイクル面にもすぐれた設計を目指しています。在宅医療用酸素濃縮装置「ハイサンソ7R」は、機器の運転状況を自動的にモニタリングするシステムに対応するなど、高い機能を備えながら、消費電力は業界最小という省エネ性能も向上させた、帝人ファーマのエコプロダクトの一例です。

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