糖尿病の食事療法
運動療法は
どうするの?
08運動療法のコツ
運動療法は継続することが重要なので、「いつでも、どこでも、一人でも」できる運動が基本となります。中等度の強度の有酸素運動を、少なくとも週3~5回は続けることが勧められています。運動前後の準備運動、整理運動も行いましょう。
運動の種類
●有酸素運動
筋肉に十分な酸素が取り込まれた状態での運動で、散歩、ジョギング、ラジオ体操、自転車こぎ、水泳などの全身運動が該当します。
●レジスタンス運動
おもりや抵抗負荷のある状態で行う運動で、ストレッチ体操、ダンベル、腕立て伏せ、スクワットなどが挙げられます。レジスタンス運動を有酸素運動に組み合わせることで、筋力増強や基礎代謝量増加が期待できます。

運動の強度
軽く息がはずみ汗をかき始めて、ご自身が「楽である」あるいは「ややきつい」と感じる程度(中等度)を目安にします。
運動の頻度
有酸素運動の効果は3日で減少するので、1日に20~60分間の運動をできれば毎日、少なくとも週3~5回以上継続するようにしましょう。レジスタンス運動も週2~3回同時に行うことが勧められています。